かって映画館で使用された劇場用PAシステム、ウェスターン・エレクトリック製であります、
一部熱狂的なファンが存在し、その存在は聖域化されております。
スピーカーは効率(能率)の良いポーン型が主体であり、
アンプの出力が少なくとも大音量が可能です。
電気信号を忠実に空気の粗密波に変換という、Hi-Fiでは御座いません。
しかし、その音質は蓄音機と生演奏を併せ持った部分があり、
アコースィックな部分がリアルな魅力として、愛好家は少なくありません。
文字通り電気楽器に使用する真空管アンプです、ギターアンプ等に使用されます、
電気理論はオーディオと変わりませんが、用途としては楽器でありますから使用方法が幾分異なります、したがってオーディオ理論は総て当てはまらない場合が多くあります、特にエフェクター等は原音を基本に如何に脚色するか?、っという点では確実に音質変換器と言っていいでしょう。
真空管が持つ自然な響きは半導体では再現出来ないため、現在でも主役の座を保っております、楽器としての真空管は貴重でこれからも生き続けることでしょう。
後部にアルテックA7が写っておりますが、オーディオ用として使用しておりません、元来が劇場用のスピーカーで拡声器型でございます、ドラムの強打と対抗出来るスピーカーとして重宝しております、
コンボ(アンプ、エンクロージャー、一体型)タイプのギターアンプ、
アンプ側は殆ど定電流出力で高内部抵抗タイプ、スピーカーはLowコンプライアンスでHi−Fiとは逆の場合が多し。
楽器ですからこのタイプが魅力的です。
最初からアンプに高忠実度等を求めておりません、希望する音楽を個人の求める美音と思われるものを追求するタイプ、したがって趣向のパターンが良し悪しの基準となっている。
各パーツ固有のキャラクターを楽しむ、度を越すと音質変換器と化すも愛好家は以外と多い。
このタイプの愛好家は高能率スピーカー、特にホーン型、バスレフ型、を希望する傾向にあります、
したがって過度特性等難しい事は言いません、真空管自身がよく響く直熱3極管を希望する傾向にあります、また、負帰還は好まれません、適当にかけた負帰還は音質を萎縮する傾向にあるからです。
元来真空管は余程変な事をしない限り醜い音が出ない傾向にあります、美音追求型を希望する方の総人数は結構多いため、全体ニーズ底上げに寄与しております、真空管、真空管用パーツ、等が衰退しないためにも貴重な方々です。