進化型? アンプ

高速、高負帰還、名刀の切れ味の如く。


思想編であり
予告なく消滅する可能性アリ

構想の趣旨
高速、高帰還、ウイリアムソンとの比較

平衡型とSEPPの不平衡、負帰還量の違い?
さて、その結果は・・・・・


2020/03 記


常識の弊害

規制観念、そこからはみ出してみたら・・・・

 もし、考えが的中したならば・・・・・?


 Mos-FET 構造と性質
ゲートは薄い酸化絶縁膜によって半導体より分離されております。

 2SJ49 2SK134 (コンプリメタリ)



 大きな問題は、ゲートの入力容量が極めて大きい事であります。

 面積あたりを考えてみると、あたかも積層コンデンサのチップか?
っと思わせる程の容量であります。

 恐らくゲートの金属プレートは平板ではなく、クシ状に絡み合い
結合されている、と思われます。




この極めて不利とも思える、大容量入力コンデンサー容量、積極的に利用すればどうなるか?

予想が的中し、好結果ならば、放熱器は独自の設計とデザインを考えなければならない。


2020/03 記


バラックセットで動作確認

決して日の目を見ないバラックセット

 動作確認はバラックセットでおこないます。

 その動作確認のセットは幾つも制作され、希望の成果が得られなければ解体されます、
仮に好結果が得られた場合であっても、所詮試作セットであり完成品とは異なります、
したがって、決して日の目を見る事な無いのです。

 このホームページ上の思考経過の記載も、いずれ削除される結果となります。

 バラックセットの段階では、機能の確認のみであり、如何に不細工であっても可能であります、
目的は動作確認と試聴が目的であり、 正式の完成品としての作品とは別物である、ということなのです。


SEPP


【集大成】22P、より。

シングルエンドPP回路

電源と直列の関係、低電圧大電流、

本来ならば採用しない、 が、?

さて?




毒食らわば皿まで・・・

 不平衡のSEPP、電源のグレードに左右される方式であり、採用には抵抗があります、
ならば、最終段であるこの部分に、問題ある要素を全て集約することと致します。

 問題ある要素、それはポールの配置であります、
オープンゲインのカットオフ周波数、低域はP1L、高域はP1H、であります、
この終段SEPPを高負帰還(40dB)のループ内に押し込んでしまいます、いわば負帰還頼りの強引な手法であります。

 大まかな設定は、P1L=50Hz、P1H=20KHz、程度を予定しております、この値は過去の経験によるものであります、
負帰還量を40dBと仮定いたしますと、P2L=0.5Hz、P2H=2MHz、とワイドレンジが要求されます。

 特に、高速、高負帰還、では高域のP2Hは必要条件であります、
これは、系の速度を決定する重要な要素であり、聴覚と密接な関係にあります。



 終段SEPP回路をドライブするには、周波数特性は 0.5HZ 〜 2MHz の帯域を確保出来た回路が必要となります、
なお、終段のMos-FET/SEPPは致し方無いとしても、その他の増幅には思想的な観点から真空管を採用致します。

 入力信号を傷付けず(変形させない)に受け取るには、真空管のグリッドをおいて、他(半導体)は考えられません。



さて、【進歩型】となるのか、はたばた【勘違い】となるのか、・・・・

何か、【 禁断の扉 】を再び開けようとしているのかも知れません?


2020/04 記


QUAD ESL57 アンプ泣かせのスピーカー




 QUAD ESL57 歴史的に古いスピーカーです、
形式はコンデンサー型で、形態はパネル状です。

 能率は極めて悪く、入力が音圧への効率が悪いのです、
このスピーカーの実力は長い間認められませんでした、
要するに世に出る時期が早すぎたのです。

 現役時代、このスピーカーを鳴らしきるアンプは稀です、
まず、物理的に高性能である事が不可欠で、
個性的でデフォルトされたアンプでの誤魔化しは不可能です。


 アンプには、高性能でかつ過度特性が優秀で、ある程度の出力を満たしたモノが必要であります、
高性能の範疇には、出力インピーダンスが低い事、要するに良質の負帰還が必要となります、
構造がコンデンサー型であるため、インピーダンスは高域になる程低くなるためです。

 このスピーカーを駆動するアンプは負荷抵抗が変動しても影響を受けない、定電圧駆動でなければなりません、
要するに、真空管式の低帰還(比較的に高内部抵抗)の様にひ弱で、かつ、低出力なアンプでは役不足であります。

 このESL57、駆動するアンプ泣かせのスピーカーであり、昔は誤解されがちのスピーカーでありました、
ところが一旦このスピーカーが本領を発揮出来る環境を経験したならば、その写実的な音質には身の毛がよだちます、
それは好みという概念は入いる余地は全く存在しません、趣向を抑え込んだ冷徹な現実の前にひれ伏すばかりであります。


 このESL57、あの神経質なマークレビンソンも魅了された一人であります、
氏のスピーカーシステム、HQD(ハートレー、クォード、デッカ、)にも主役として採用されました。(3パラレル)

 その音質は、「電気信号を空気の粗密波に変換する」という理想的なスピーカーの役目を果たすものであります、

((サンプル ↓ )  スピーカーの構造は全く異なりますが、過度特性はAXIOM80と酷似している)
響きとギターの爪弾き    マークレビンソン駆動 人の声 リアル

 ESL57、このスピーカーがドライブ出来たらアンプとしての評価はあらゆる面で合格でしょう。

 ESL-57が良好にドライブ出来るアンプなら、通常のスピーカーを使用の場合であっても、期待以上の精巧かつ写実的な音質である事は言うまでもありません。


機能美 センス

復活

このデザイン、結構時間をかけました、(埋没は勿体無い)


 さて、本格的制作ならば放熱フィンをどうするか? アルミ鋳造もしくは切削しても良いが、熱量が少ないので2mmアルミ板の折り曲げでもよい。

 いずれにしてもオリジナルのデザインとしたいと思います、大袈裟でなく内容に見合った機能美を追求したいものです、


 すべての面で考慮された優れた音響機器は、細部に至るまで自然と美しい機能美に集約されます、
センスの資質は結果制作作品として表現され、決して醜い形態となる筈がありません。

 これは私の信条であります。


卓上用 PCスピーカー



 この度PC用に、ビクタースピーカー、SX-L3を導入しました。

 小型ですからスケール感は期待はできません、
しかし、過度特性は他では得られぬ優秀な機能を持っております、
それは、ダンパーが通常のコルゲーションとは異なります、
三点支持のタンジェンシャル方式で、ジョーダンワッツと一脈通じる
部分もあり、オリジナルはフェランティのDシリーズであります。

 このSX-L3は開発時期に立ち会った経験もあり、素性は確認済です。

 アンプの開発には、ESL57を想定をしておりますが、現実には目の前のSX-L3をモニターとして進めてゆきます。

 さて、試作、動作確認、この段階ではバラックセットでよろしいでしょう、ここで完成品に仕上げるか、廃棄となるか、
もし、廃棄となれは再利用のパーツを取り出して終了、これが一番簡単です。

 アンプの形態は総合的なプリメイン型としたい、
かと言って、妥協は全く考えておりません、高機能を一台に集約、ある意味でむしろ制作は困難となる、

此処に未だ未完成の、MS52-EXのフロントパネルを起用を考えている、
この、デザインのデビューを本機に与える、( MODEL NAME 考慮中(パネルにシルク記述))
もし完成ならば、傑作機の誕生となる。

機能美が物語る完成度の高さ、が理想です。

間違っても不細工は恥であります。




シャーシー、パーツの一部、

応用可能部分は多数完備。





最終的には友人が所有するQUAD ESL-2812でテストを行う、

現在では非常に高価であり、所有は不可能。


2020/05 記



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